【インタビュー】
高齢者の暮らしを支える施設
「兵庫県立但馬長寿の郷すこやかセンター」
はじめに
高齢になると、身体が思うように動かなくなったりして今まで通りの生活ができなくなったり、介助が必要になる場合があります。
そのような時に役立つのが、福祉用具の活用や住宅環境の整備です。しかし、どういったものがあって、どのようにして導入したらよいのかがわからず、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、主に高齢者の方に向けて、福祉用具の相談対応や住宅環境整備の提案を行っている、「兵庫県立但馬長寿の郷すこやかセンター」を紹介いたします。
高齢者がすこやかに安心して暮らせる環境づくりを支援
━ 施設の概要と目的をおしえてください。
企画展示にて
見守り介護ロボット「まもる~のONE」
をご紹介いただいている様子
「兵庫県立但馬長寿の郷すこやかセンター」は、高齢者等がすこやかに安心して暮らし続ける環境づくりを支援するため、介護予防、自立支援及び介護負担軽減に関する福祉用具の展示や福祉用具に関する相談対応、モデルルームを活用した住環境整備の提案を行っています。
平日にはリハビリテーション専門職が常駐しており、専門的なアドバイスを受けることができるほか、福祉用具に関する研修会も開催しています。
約750点もの様々な福祉用具・住宅改修の実例を展示
━ どのようなものを展示されているのでしょうか。
展示場の様子
自助具、食具、入浴用具、ポータブルトイレ、ベッド、車いす、歩行器、歩行補助車、介護ロボットなど、約750点の福祉用具を展示しています。
また、モデルルームでは最新の設備に加え、手すりの設置や住宅改修の実例を紹介しています。
地域住民だけでなく、介護・医療関係者も多数来訪
━ どういった方がいらっしゃるのでしょうか。
また、1日にどのくらいの方がいらっしゃるのでしょうか。
地域に在住される住民の方が相談に来られたり、ケアマネジャー、介護施設職員、理学・作業療法士など医療や介護の専門職の方も相談に来られます。
1日平均5~7人程度が見学・相談に来場されます。
━ 展示のほかにはどのようなことを行っているのでしょうか。
福祉用具の選定や活用、住宅改修、介助方法に関する相談等に常駐する理学・作業療法士が対応しています。
また、福祉用具の啓発や活用に関する研修も行っています。市町と連携して在宅を訪問し、福祉用具や住宅改修の提案も行っています。
介護にお困りの地域の方の心強い味方
━ 今後の展望と、ご来場される方にメッセージをお願いいたします。
現在、但馬長寿の郷すこやかセンターでは、特に介護負担を軽減する福祉用具の普及啓発に努めています。
ぜひ多くの方にご来場いただき、1人でも多くの方がすこやかに安心できる生活をサポートできればと考えております。
おわりに
いかがでしたでしょうか。「兵庫県立但馬長寿の郷すこやかセンター」には、福祉用具展示場や住宅改修モデルルーム、様々な体験ができるコーナーがあり、実際に福祉用具を見て、触れて、体験することができます。また、専門職のスタッフが、福祉用具や住宅改修などに関する相談に乗ってくれるので、疑問や不安も解消されることでしょう。福祉用具や住宅改修について知りたい方、悩みがある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 兵庫県立但馬長寿の郷すこやかセンター
- 〒667-0044
兵庫県養父市八鹿町国木594-10
TEL.079-662-8456 FAX.079-662-9959
ご利用時間:9:00~17:30
使用料:見学・相談は無料です。
※ 団体での利用の場合、必ず事前にご予約ください。
株式会社ZIPCAREでは、企画展でもご紹介いただいた、在宅でもお使いいただける見守り介護ロボット「まもる~のONE」をご紹介しております。
プライバシーに配慮した設計のセンサーが、ご利用者の脈拍や呼吸、ベッドでの状況、お部屋の環境、睡眠の質を検知。脈拍や呼吸の変化、お部屋の温度の上昇など、異変があれば通知でお知らせします。外出時の安否確認や、遠方に住むご家族の見守りにお使いいただけます。興味のある方は是非こちらもチェックしてみてください。
杉山 貴子
介護ロボットメーカー勤務。カスタマーサクセスを担当。
介護に関するコラム記事を執筆中。