川崎市マッチングイベントにZIPCAREが参加しました
- 福祉製品開発のためのビジネスマッチング・勉強会
- 自社技術の発展的活用に向けた企業交流や介護福祉現場のニーズを捉えた製品等の開発を行うためのノウハウ獲得の機会。
福祉という社会貢献性の高い分野に進出したい方、既に製品開発に取り組んでいる方、他企業との共同開発を希望する方、福祉製品の情報収集から始めたい方が参加。
はじめに
自社技術の発展的活用に向けた企業交流や介護福祉現場のニーズを捉えた製品等の開発を行う企業のマッチングイベント・勉強会が川崎市で開催され、ZIPCAREも参加しました。
見守り介護ロボット“まもる~の”をPR
弊社の製品である見守り介護ロボット“まもる~の”を介護福祉士の経験のある当社の社員が実物を持って登壇し、製品のPRを行いました。
一般社団法人日本ケアテック協会竹下様による講演会
各企業のPRが終わり、福祉製品開発における自社技術の活用・協業事例や現場の課題解決をテーマに、株式会社ビーブリッド代表取締役による竹下康平様の講演を聴講しました。竹下様が最も強調されたのは、“ものづくり企業に求められていることはしっかり業界を観察すること”でした。具体的には、ものづくり企業には利用対象者、メリットを享受する者、サービスの存在価値、費用負担、商流といった最低限決めておかなければならないことがあります。業界を分析して戦略を立てなければ苦戦することは明らかですが、逆にそれらが明確な製品であればブルーオーシャンエリアは多数存在すると竹下先生は述べました。
我々介護・福祉に資する商品を作るものづくり企業は、介護業界をしっかり観察して戦略を立てる必要があります。
講演を踏まえた各企業同士での意見交換会
竹下先生の講演会を踏まえ、グループを組んで福祉製品の開発・販売戦略の課題と解決策について意見交換会が実施されました。資金調達や商流をはじめとした様々な課題を皆さんと共有して、それに対する解決策を議論したところ、資金調達の方法や“まもる~の”の商流に皆さん興味を示していただき、のちの名刺交換会でも多くの企業の方々と有意義な会話をすることができました。
おわりに
今回のマッチングイベントでは見守り機器といった介護分野に限らず、AI、腸活、聴覚障害者求人といった多種多様なものづくり企業が参加していました。どの企業も共通していたのは、自社技術で社会課題を解決して利用者に安心を提供するという信念をもっていることです。
介護・福祉に資するものづくりは社会課題を解決する上で、単なる経済活動に留まらない大変意義のある活動です。ZIPCAREは「心づかい」と「安心」を提供し、「新しい介護」を社会に届けるため、“ケアする人もケアを受ける人も、「自分らしく生きられる」世界へ”向けてこれからも現場のニーズをくみ取り、「新しい介護」を社会に届けていきます。
仲本翼
介護ロボットメーカー勤務。営業を担当。
介護に関するコラム記事を執筆中。